瓦の施工が完了しました。
今回使用した瓦は「瓦棒葺き(かわらぼうぶき)」です。
A様邸はシンプルモダンスタイルで仕上げるため、
瓦の仕上がりもシンプルになるようにこの瓦を使用しました。
また金属瓦のため、スレート瓦や陶器瓦と比較すると、
重量が軽い点も地震に対してメリットのになります。
なぜ軽いと良いのか?それは建物の重心が下がるため、
揺れが小さくなるからです。


音楽室にあったメトロノームもそうですが、重りを上げると重心が上がり、
不安定になるため、揺れも大きくなります。
逆に重りを下げると重心が下がり、
安定するようになるため、揺れは小さくなります。
地震対策は様々な対策がありますが、
瓦を軽くする方法は費用を掛けずにできる地震対策です。
(使用する瓦によっては費用が上がる場合もあります。)


次にこちらはバルコニーの防水工事です。
写真はバルコニーの下地になるケイ酸カルシウム板です。
よくケイカル板といわれるものですが、温度や湿度、経年による
変化がきわめて少なく、法定不燃材にもなっています。


この上にFRP(白い布のような写真)とポリエステル樹脂を
使用して防水処理を行います。
FRP防水は浴槽や船舶などにも使用する防水方法で、
強度があり防水性に優れています。