地盤改良

こんにちは。
今回は地盤改良の写真を掲載します。


今回はK4(極めて高度の耐久性が要求される用途向けの性能)の
防腐・防蟻処理を施した木を支持層まで打ち込む環境パイル工法により
改良工事を行います。一般的に柱状改良はコンクリートの柱を地中に
作るのですが、もし一部に水分の多い層があると想定した強度が出ない
場合があります。その点環境パイルは強度のある木材を
地中に埋める為、施工後の強度不足の心配がありません。
また、木材なのでコンクリートや鉄骨(製造過程で二酸化炭素を排出)と違い
二酸化炭素の排出もないのでエコな改良工事と言えるでしょう。


埋め込みは専用の建機で行います。
先に支持層まで穴をあけてしまうと、中でパイルがぐらついてしまうので、
左側のドリルで少し地面を掘り、後は垂直に埋めていきます。
そうすることで地面を押し固めながらパイルが入るためしっかりと家を
支えることができるようになります。


パイルは無回転で押し込んでいきます。


こちらは施工完了後の写真。埋める時にかなりの力が加わるため、
木材が破断しないよう金属のキャップを付けて埋めています。
そしてこの工事を36回繰り返し地面に36本の柱を作っていきました。

さて次回は基礎工事をレポートいたしますのでお楽しみに。

担当 渡辺