断熱材のお話

今回は断熱材のお話です。
断熱材は外気の影響を減らすだけではなく、
外から室内方向への温度変化を緩やかにする役割もあります。
冬場に窓が結露するのは外と室内で急な温度変化があるからです。
温度変化を緩やかにしてやれば結露の心配はありません。
よくツーバイフォーは結露しやすいという話を聞きますが
それは断熱材の施工方法がよくないために結露をおこしています。
また、今の在来工法も気密性は高くなっていますので、
きちんとした断熱材の施工をしないと結露する危険性はあります。
それではどのように断熱材を施工していくのでしょうか。

こちらはこれから入れる断熱材ですが、木材の間隔よりも
断熱材の幅が広くなっています。これで木と木の間で
断熱材が突っ張り、落下しないようになります。

このように隙間なく断熱材を施工することで結露を防ぐことが
できます。もし隙間だらけであれば、その場所は温度変化が
急になるため結露の可能性があります。
また、断熱材の一部に青い発泡系の断熱材を使用していますが、
これはエアコンのダクト穴をあけるときグラスウールだと繊維がからまって
必要以上に断熱材を取ってしまうことを防ぐためです。発泡系の断熱材で
あればきれいにくりぬく事ができます。

断熱材の上に気密シート(うすいピンク色のシート)をはって
より気密性が高くなるようにします。この上に石こうボードを
はり室内の下地の完成です。


完成見学会 開催決定
11/5()・6()で完成見学会

を予定しています。
詳細は今後ご案内いたします。